睡眠時間を削るな!

こんにちは~

今日は睡眠について書こうと思います。

文化祭や体育祭、定期テスト、模試などが続くと、どうしても生活リズムが崩れやすくなります。

行事の準備で遅くなったり、テスト前に夜遅くまで勉強したり、模試の復習をしようと思って気づいたら寝る時間がかなり遅くなっていたり、高校生は何かと忙しいですよね。

ただ、ここで勘違いしてほしくないのは、勉強時間を増やすために睡眠時間を削ればいいという話ではないということです。

睡眠を削ると、その日だけ見れば勉強時間は増えたように見えます。

夜中まで机に向かっていたら、本人としてもかなり頑張った感じがしますし、「今日は結構やったな」と思いやすいです。

ただ、その代わりに次の日の授業中にぼーっとしていたり、塾に来ても眠くて手が止まっていたり、問題文を読んでも全然頭に入ってこなかったりするなら、それは本当に得をしているのか少し怪しいです。

夜に2時間多く勉強した代わりに、次の日の学校の授業がほとんど頭に入らない。

塾に来ても眠くて集中できない。

家に帰ってからも眠すぎてスマホを見ながらだらだらしてしまう。

これだと、勉強時間を増やしたように見えて、全体で見ればむしろ効率が悪くなっている可能性があります。

実際、睡眠を削ると勉強に必要な力が落ちるという研究もあります。

15歳から19歳の高校生を対象にした研究では、7日間にわたって睡眠時間を5時間に制限したグループは、9時間寝たグループに比べて、注意力やワーキングメモリ、実行機能が悪化したと報告されています。

ワーキングメモリというのは、簡単に言えば頭の中で情報を一時的に置いておきながら考える力です。

数学で条件を整理しながら式を立てたり、英語の長文で前後の内容を覚えながら読み進めたり、模試で時間配分を考えながら問題を解いたりする時に必要になります。

実行機能というのも、やるべきことを整理したり、余計な誘惑を抑えたり、今何を優先するべきかを判断したりする力なので、受験勉強にはかなり関係があります。

つまり、睡眠を削ると「眠いなあ」で終わるだけではなく、勉強そのものに必要な力が落ちる可能性があるということです。

しかもこの研究では、2日間しっかり寝ても眠気や注意力が完全には戻らなかったという結果も出ています。

一晩寝れば全部なかったことになるほど、人間の体は都合よくできていないみたいですね笑

こう考えると、睡眠を削って勉強時間を増やすというのは、かなり危ない作戦です。

もちろん、受験生であればどうしても遅くなる日もあると思います。

テスト前や模試前に、いつもより少し長く勉強する日があること自体を否定しているわけではありません。

ただ、それが毎日のように続いて、寝不足が当たり前になっているなら一度見直した方がいいです。

勉強は、ただ時間を積めばいいものではありません。

以前も書いたように、勉強時間は習得して初めて成立します。

そのためには、覚える力も、考える力も、ミスに気づく力も、解説を読んで理解する力も必要です。

そしてその土台になるのが、ちゃんと寝て、ちゃんと頭が動く状態を作ることです。

眠すぎて問題文を何回も読み直している。

計算ミスが増えている。

英単語を見ても全然入ってこない。

解説を読んでも途中で意識が飛ぶ。

こういう状態で無理やり机に向かっていても、思ったほど身につきません。

夜遅くまで頑張っていること自体は偉いです。

ただ、本当に大事なのは「遅くまで起きていたこと」ではなく、「その勉強が次の日以降の点数につながること」です。

ここを間違えると、頑張っているのに結果が出にくくなります。

睡眠を削って頑張るより、まずは起きている時間の使い方を見直した方がいいです。

帰ってからなんとなくスマホを見ている時間。

机の前に座っているだけで手が動いていない時間。

やることを決めずに、何となく参考書を開いて固まっている時間。

そういう時間を削らずに、いきなり睡眠を削るのは順番が違います。

削るべきなのは、まず無駄な時間です。

それでも時間が足りないなら、勉強計画や科目ごとの配分を見直すべきで、最初から睡眠を削って解決しようとするのはあまりおすすめしません。

受験勉強は短距離走ではありません。

その日だけ無理をして終わりではなく、次の日も、その次の日も、また勉強を続けていく必要があります。

だからこそ、疲れている時に夜更かしで無理やり取り返そうとするのではなく、最低限やることを決めて、寝る時間もある程度守って、次の日にまたちゃんと動ける状態を作ってほしいです。

睡眠を削るな。

削るなら、まず無駄な時間からです。

それでは~!

 

Study room Polestar宇部校
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