こんにちは~
今日はノートの取り方について書こうと思います。
生徒のノートを見ていると、ものすごくきれいにまとめている人がいます。
色分けもしっかりされていて、見出しもきれいにそろっていて、重要なところにはマーカーが引かれていて、場合によっては教科書より見やすいんじゃないかと思うようなノートもあります笑
ここまで丁寧に作れること自体はすごいですし、後から見返しやすいノートを作ることはもちろん悪いことではありません。
ただ、ノートをきれいに作ることが目的になってしまっているなら、注意が必要です。
授業で黒板に書かれた内容を一字一句きれいに写す。
少しでも字がずれたら書き直す。
色の使い方が気になって、何度もマーカーを引き直す。
参考書の説明をほとんどそのままノートにまとめ直す。
そこにかなり時間を使っているのに、実際の問題演習はあまり進んでいなかったり、肝心の授業内容は頭に入っていないということがあります。
それでは少しもったいないですし、はっきり言って本末転倒です笑
ノートは作品ではありません。
美術館に展示する予定もたぶんありません笑
ノートを取る目的は、内容を理解しやすくしたり、後から自分が見返した時に大事なところが分かったり、自分の間違いや考え方を残したりすることです。
字がきれいかどうかや、色が何色使われているかでテストの点数が決まるわけではありません。
どれだけきれいなノートを作っても、その内容を理解できていなかったり、問題を出された時に解けなかったりするなら、勉強としてはまだ途中です。
以前「勉強時間とは」という記事で、机に向かっていた時間ではなく、やった内容を習得して初めて勉強時間として成立するという話を書きました。
今回の話も少し近いですが、ノート作りに2時間かけたとしても、その内容を説明できず、問題も解けないままなら、その2時間がそのまま実力になったとは言いにくいです。
逆に、多少字が雑でも、自分がどこで間違えたのか、なぜその公式を使うのか、次に何を気をつけるのかが残っているノートの方が、勉強には役立つことがあります。
例えば数学なら、模範解答をきれいに写すよりも、自分が間違えた途中式を残して、どこで計算を間違えたのかを書いた方が次につながります。
英語なら、英文と全文訳を全部きれいに書き写すよりも、主語と動詞がどこなのか、なぜその選択肢が正解なのか、自分が知らなかった単語は何なのかを残した方が復習しやすいです。
理科や社会でも、教科書の内容をそのまま写すだけではなく、自分が覚えていなかったところや、仕組みを説明できなかったところを目立たせた方がいいと思います。
ノートは、すでに分かっていることをきれいに並べる場所ではなく、自分が分からなかったことや間違えたことを、次にできるようにするための場所です。
そう考えると、少しくらい間違いが残っていても構いません。
むしろ、間違いを全部消してきれいな正解だけを残してしまうと、自分がどこでつまずいたのか分からなくなることがあります。
間違えた式を消して、正しい式だけを書き直す。
間違えた選択肢を消して、正解だけに丸をつける。
それでは後から見返した時に、なぜ自分が間違えたのかが見えません。
ノートは自分の失敗を隠す場所ではなく、残して次に活かす場所です。
(だから、間違えたところ消すな!赤でやり直せ!と再三言うわけです…)
もちろん、後から自分でも読めないほど雑に書いていいという話ではありません。
何を書いているのか分からない。
途中式を省略しすぎて、自分でも流れを追えない。
どの問題の解答なのか分からない。
これでは復習に使えません。
ただ、必要以上に見た目を整えるために時間を使う必要もありません。
色を使うなら、重要なところや間違えたところなど役割を決めて使う。
板書を写す時も、先生が話していた内容や自分が疑問に思ったことを少し書き足す。
問題演習では、正解だけでなく自分の考え方やミスの原因を残す。
このくらいで十分だと思います。
特にテスト前や受験期は、使える時間が限られています。
ノートをきれいにまとめ直すことに何時間も使って、肝心の問題演習や暗記の確認ができていないなら、時間の使い方を見直した方がいいです。
まとめることに意味がある場合もありますが、まとめたことで満足して終わってしまうと、テスト本番では使えません。
ノートを作った後には、その内容を何も見ずに説明できるか、問題を解けるか、覚えるべきことを自分で書けるかまで確認してください。
ノートは勉強を助ける道具です。
ノートをきれいに作ること自体が、勉強のゴールではありません。
手段が目的になってしまっていないか確認してみましょう。
見た目を整えることに時間を使いすぎず、自分の理解や問題演習に時間を使ってください。
ノートを作品にするのではなく、次にできるようになるための道具として使っていきましょう。
それでは~!
